こんにちは。
「雙葉進学教室」塾長のノストラザマス師匠3世です。
大阪、沖縄、愛知での指導をはじめ、ロンドンやニューヨーク、上海などの海外校で
多くの日本人受験生をトップ校へと導いてきました。
指導歴40年を迎えた今も、現場で子どもたちの成長を見守り続けています。
昨今、教育業界やビジネスの世界、さらにはSNSなどでも
「これからの時代は非認知能力が重要だ」
という言葉を頻繁に耳にするようになりました。
「成績だけじゃない?将来伸びる子に共通する『非認知能力』って?」
と疑問に思われる保護者様も多いのではないでしょうか。
「非認知能力」とは、テストの点数や偏差値のように数値で測れる「認知能力」とは異なり、
目標に向かってやり抜く力(グリット)、
感情をコントロールする力、
他者と協調する力といった「数値化できない心の力」
のことです。
そして、この能力こそが、激変するこれからの時代を生き抜き、
最終的に学力をも大きく伸ばす「土台」となります。
今回は、40年の指導現場の知見と、ノーベル賞受賞研究などの科学的根拠を交えながら、
これからの時代に必要な教育の本質についてお話しします。
目次
1. なぜ「非認知能力」が注目されているのか?中学生の成績が上がらない根本原因との関係
日々、多くの保護者様から
「いくら言っても学習習慣が作り方すら分からないようで定着しない」
「中学生になってから成績上がらない」
というお悩みを伺います。
実は、この問題の多くは認知能力(=知識の量)の不足ではなく、
非認知能力(=自分をコントロールしてやり抜く力)の未成熟
に起因しています。
教育経済学の権威であり、ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授の研究でも、
幼児期にこの非認知能力を育むことが、将来の学歴、年収、そして社会的な成功に
極めて大きな影響を与えることが証明されています。
単に公式を丸暗記して目先のテストで点数を取るだけの勉強法では、
高校、大学、そして社会に出たときに必ずどこかで頭打ちになります。
予期せぬ問題に直面したとき、
「どうすれば解決できるか」
を粘り強く考え抜く力こそが、これからのAI時代に最も求められる資質なのです。
2. 40年の現場と海外の指導から見えた「将来伸びる子」の共通点
私はかつて、世界の主要都市で帰国受験のために海外の環境で奮闘する海外子女の受験指導を行ってきました。
そこで出会った、後に世界を舞台に活躍するような
「将来本当に伸びる子」たちには、
素晴らしい非認知能力が備わっていました。
彼らの特徴は、以下のような行動に現れます。
失敗を恐れず、プロセスを楽しむ
問題を解いて間違えたとき、彼らは「自分はダメだ」と落ち込むのではなく、
「自分の弱点が見つかった、ラッキーだ」と捉えます。
正しい復習とプロセスの見直しを自ら進んで行えるのは、
この「レジリエンス(心の回復力)」があるからです。
目先の誘惑に負けない「自己コントロール力」
「スマホを見たい」「ゲームをしたい」
という欲求を完全にゼロにすることは誰にもできません。
しかし、伸びる子は
「この課題が終わるまではリビングにスマホを置いておく」
といった、自分をコントロールするための環境を自ら作ることができます。
「なぜ?」を突き詰める知的好奇心
ただ「解き方を教えて」と言うのではなく、
「なぜこのステップが必要なのか」
「別の方法では解けないのか」
と、答えに至る論理的背景に強いこだわりを持ちます。
3. 家庭と塾で育む!「非認知能力」を伸ばす本質的な教育アプローチ
では、この非認知能力はどのようにして育てればよいのでしょうか。
それは、日々の小さな関わり方と、自立学習を促す環境づくりにあります。
「結果(点数)」ではなく「プロセス(行動)」を褒める
「100点取れてすごいね」
という声かけばかりだと、
子どもは点数が下がったときに不正をしたり、
挑戦を諦めたりするようになります。
「毎日机に向かって復習を続けられたね」
「ノートに計算のプロセスが綺麗に書けているね」
と、本人の努力や工夫の過程を承認してあげてください。
簡単に答えを教えず、考え抜く時間を守る
子どもが問題で行き詰まったとき、すぐに大人が答えを教えてしまうのは、
やり抜く力(グリット)を奪う行為です。
「どこまでは分かった?」
「教科書のどのページにヒントがありそう?」
と問いかけ、子ども自身に伴走する姿勢が大切です。
4. まとめ:点数を支える「見えない根っこ」を育てるために
教育の世界において、認知能力が「目に見える葉や実」であるならば、
非認知能力はそれを支える「目に見えない根っこ」です。頑
丈な根っこが張っていない木は、
少しの風雨(難しい応用問題や環境の変化)で簡単に倒れてしまいます。
この夏、そしてこれからの未来に向けて、
お子様が自立した学習習慣を身につけ、自らの足で歩んでいけるよう、
まずはご家庭でも「やり抜くプロセス」に目を向けてあげてください。
愛知県半田市で「生き抜く力」と「確かな学力」を同時に育てる
愛知県半田市に教室を構える「雙葉進学教室」は、
半田高校・横須賀高校などの上位校合格を目指す、
数学・理科特化型の進学塾です。
当教室では、単なる知識の詰め込みやテクニックの伝授といった「表面的な教育」は一切行いません。
指導歴40年の経験と数学教育の専門知識に基づき、
「なぜそうなるのか」を粘り強く考え抜く姿勢、
すなわち「非認知能力」を対話を通じて徹底的に引き出します。
「ただの暗記に頼る勉強から脱却させたい」
「壁にぶつかっても折れない強い心を育てたい」
とお考えの保護者様は、ぜひ当塾の指導方針に触れてみてください。
大岩裕之(おおいわ ひろゆき) 雙葉進学教室 塾長。数学教育学修士・専修免許状取得。ロンドン・ニューヨーク・上海など6都市での指導を経て、2015年より半田市にて開校。指導歴40年・数学・理科専門。